どうですか、一杯

ここらでちょいと一休み。

忖度抜きにゲストハウスLAMPで居候して良かったところ・悪かったところを綴ることにした

9月の末から11月の頭まで。およそ一ヶ月の期間を[サンデープランニング・ゲストハウスLAMP](以下、LAMP)で過ごした。宿泊するでもなく、お給金をいただくでもなく。[居候]という形で。 

ことの始まりは8月の頭まで遡る。

以前から存在を気にしていたゲストハウス。LAMPに[居候募集]の投稿を見た。当時沖縄でのリゾバを終えたら何をしようか決めあぐねていたタイミングでの[募集]の投稿だった。 

瞬間的に「行きたい!」「応募したい!」と考えたが、募集期間はお盆中。一方僕の沖縄リゾバ終了は9月末。すぐに無理だと諦めた。お盆期間中だけ長野に飛んで、その後沖縄に帰ってくるというスケジュールを立ててはみたが、現実的でないという理由でボツにした。

「タイミングだな」と自身の中で解釈つけて、一度忘れたのだが、明くる日。驚いた。全く忘れることが出来ていないのである。

失礼したくないという遠慮を抱えつつ、働いてみたいという欲求を抑えつつ、あれやこれやと悩んだが、いつまでたっても拉致があかないので、まずは問い合わせてみることに決めた。


f:id:shuichi_yagio:20191106020438j:image

送信履歴を見返すと送付したのは00:12。常識外れだったと思う。

返信が来て、そこでようやく我に返った。「なんて愚かなことをしたのだろう」と後悔した。返信来たところで結局僕の持ち合わせていた返答は「聞いといてなんですけど、すません。今年の夏は沖縄いるんで無理です」だったことに気づいた。

一度振り上げた刃を、どう納めたらよいのか思いつかかったので、致し方なく"そっくりそのまま正直に"返信することにした。「なら、なんで連絡してきてん。こいつ」という反応を覚悟して返信することにした。

結果的にこの問い合わせが、LAMPで居候するに至るまでの結果を呼び寄せた。せっかくなので、その後のやり取りも綴りたいが今回の投稿の趣旨からいよいよ外れるために割愛する。(見返すとヤギオの必死感が凄く気持ち悪いことも割愛の理由の一つ)

f:id:shuichi_yagio:20191106011455j:image

なにはともあれ。晴れて常識外れな問い合わせから、LAMPの居候を獲得した僕。沖縄でのリゾバを終えてそのまま。ターファーと呼ばれた大型の台風に大きく予定を狂わされながらも無事LAMPに居候のスタッフとして加わることが出来た。9/27のことである。

僕が居候するにあたっての条件は以下の通り。
  • 条件:無給。勤務日のみ3食付き、シェアハウスでの滞在無料
  • 特典:サウナ無料、カヤック、SUPレンタル無料、開催されるアクティビティへの参加無料(対応が可能な場合のみ)
  • 期間 : 9/27〜11/4の間
  • 頻度: 週4〜5日
  • 勤務時間: 10〜17時(うち休憩1時間)
  • 仕事内容: 清掃・キノコ洗い・その他レストラン、サウナでヘルプが必要なところでの雑務

居候スタッフになったいきさつはこれくらいにして。そろそろ僕が実際に体験した経験をもとに、忖度抜きにして"LAMPに居候して良かったところ・悪かったところ"を綴りたい。願わくばLAMPを気にかけている人達の居候スタッフ化を後押しできる記事になればと思う。

この記事を読まずともLAMPの居候は募集している。条件はその度に変更になると思われるので、応募の際はHPをチェックしてほしい。

居候して良かったところ

  1. LAMPの魅力を余すところなく堪能できる。
  2. LAMPスタッフの貴重な体験談を聞ける。(雑談の中で)
  3. まかない。マジで、うまい。(おかわり可)
  4. 知人・友人を真心込めておもてなし出来る

下で補足していくが、ざっとこの4つ。

他にも沢山あるのだが、それらを綴ると収拾がつかなくなるので泣く泣くこの4つに絞った。それでも絞りきれていない感はある。気になった箇所だけを読んでくれればそれでいい。

1.LAMPの魅力を余すところなく堪能できる。 

カヤックで遊ぶ

ゲストハウスであり、レストランであり、そしてアウトドアアクティビティを楽しむ為のガイドが常駐する施設でもあるLAMP

条件にあるとおり僕が居候中、アクティビティ関連を自由に楽しむことが出来た。数あるアクティビティの中で特にハマったのはカヤック。誘いにのって早朝カヤックに赴いたのがトリガーとなった。

f:id:shuichi_yagio:20191106011750j:image

f:id:shuichi_yagio:20191106011809j:image

以来、仕事終わりはカヤックに興じた。17:00に仕事を終えてから日没まで。カヤックレンタル無料をいいことに何度も何度も。

水温がいよいよ冷たいと感じるようになるまでカヤックに興じた。

ここまで優雅なアフター5を体験できる職場を僕はまだ知らない。

ゲストが少ないときには仕事を早上がりして、実際にゲストへガイドをしているコバさんから直接教えを受ける機会にも恵まれた。おかげさまでそれとなりに上達できたと思う。

 初めてのカヤック&カヌー|サンデープラニング

サウナでととえる

LAMPを調べれば、きっとサウナもセットで検索結果に表示されるのだろう。野田クラクショべべーなる人物が作り上げたフィンランド式サウナのことだ。

f:id:shuichi_yagio:20191106011917j:image

LAMPに訪れた、宿泊したゲストの大多数が利用して帰る"サウナ"。一度サウナを利用すればその身は満足感と充実感と幸福感のトリプルコンボによって、飛ぶ。まともに10秒を数えられないほどに頭の中トロントロンになる。飛ぶ。(個人差がある。ヤギオは飛ぶ。)

千葉から。東京から。ひいては広島から。遠路はるばる「サウナ楽しみに来たんです」と訪れる人が後を絶たない。人を惹きつけてやまないそんな魔性のサウナが、居候スタッフは無料。 

タダより怖いものは無いというが、それはこのサウナのこと。マジで魅了される。虜になる。飛んで火に入るのが虫ならば、飛んでサウナに入って更に飛ぶのがヤギオ。

f:id:shuichi_yagio:20191106011948j:image

サウナオープン当初のべべさんのブログ記事。

 キノコでうなる

僕が滞在した期間はキノコ狩りハイキング開催の真っ只中。このキノコ狩りにも居候スタッフ権限で参加。もちろん、無料。生まれて初めて自生するキノコを収穫する機会となった。

f:id:shuichi_yagio:20191106012058j:imagef:id:shuichi_yagio:20191106012151j:image

紅葉シーズンも相まって。収穫場所となる山の景観は開いた口が塞がらなくなるほどの美しさ。その口が塞がらないまま、群生するキノコを発見したら、もう口が馬鹿になった。

f:id:shuichi_yagio:20191106012204j:image

LAMPにはヨシさんというキノコフリークとユウさんというキノコフリークがいる。二人のフリークにキノコを解説されると[幼馴染が急に女に見えてきた]みたいに[キノコが急に愛おしく]なってくる。もう、キノコ無しじゃ生きてけない。みたいになる。

収穫後のキノコはレストランで上手に素材を生かしつつ調理され、キノコ鍋・一品料理・炊き込みご飯として頂くことができる。もちろん僕も頂いた。

f:id:shuichi_yagio:20191106012216j:image

旨いとか、美味しいとかいう次元じゃない。楽しい。

きのこ狩りハイキング|長野県、黒姫、妙高できのこ狩りハイキング|サンデープラニング

登山する

居候にも休日がある。この休日は先述したカヤックやサウナ、キノコ狩りに興じるのが粋だ。ゲストの兼ね合いもあるので、要相談ではあるが基本的には了承してもらえるはず。

僕は登山することにした。

長野といえば登山。登山といえば長野だ。

f:id:shuichi_yagio:20191106012258j:image

f:id:shuichi_yagio:20191106012320j:image

居候初期は慣れない仕事と慣れない環境とでクタクタだったため休日は休養に励んだ。登山したのは滞在後半だ。野尻湖周辺には[北信五岳]と呼ばれる5つの山が存在するので、それをLAMP滞在中にすべて登りたかったのが本当だが、出来なかった。心残りである。

訪れる休日を利用して僕が、登ったのは[黒姫山]と[火打山

この二つの山の登山録はまた別に記事にしたい。

休日をLAMPのアクティビティに費やすのも、全く別のに費やすのも自由だが、個人的には野尻湖含めた自然を堪能してほしいものだ。

f:id:shuichi_yagio:20191106012350j:plain

以上、僕が堪能したLAMP(信濃町野尻湖)の魅力である。季節変われば春は山菜。夏は思いっきり野尻湖をなどバリエーションは変わる。

日本の四季はLAMPを通じて楽しむと吉。

2.LAMPスタッフの貴重な体験談を聞ける。(雑談の中で)

LAMPスタッフは個性的な面々が揃っている。個性的たる所以は会話をしていく中で明らかになる性格や過去にあった。下記のリンク下部にスタッフ紹介と称して名前と顔写真とが掲載されているので見れば理解が深まる。

なんというか、クセがすごい。奇人変人と言わないまでも「この人達があってのLAMPだなあ」と感じる。例えば、宿スタッフの面々は全員がワーキングホリデーの経験者。チェックインの受付に外国人が来てもなんのその。スンッと英語で対応してしまう。イデさんの細やかな気配り。イタルさんの人当たりの良さ。ミキさんから滲み出る人柄の良さ。カエデさんの出来るOL感(実際できる)から学べることは大変に多い。

支配人のマメさんについてはこのブログ記事を読むと、凄さと人柄の良さが伝わる。(LAMP創設当初の苦労も合わせて知ることができる。)居候として働いたならば相談事はマメさんに持ち掛けてみると、きっと良い返答が返ってくる。 

レストランスタッフにはマメさんに加えて、サキさん、ケイゴさん、ヒトミさん、モッチーさんがいる。居候として加わって一番はじめに心を許すのはヒトミさんだと思う。(経験則からくる勝手な推測)

イタルさんの人当たりの良さも凄いが、ヒトミさんの人当たりの良さも物凄い。そして、ヒトミさんの人当たりの良さを知る頃に、モッチーさんの愛嬌に気づく。誰しもがモッチーさんのまつげに恋をする。 

はじめ、サキさんとケイゴさんの"コチラの様子を伺うような視線"に面を食らうかもしれないが、さして心配をする必要はない。意外かもしれないが、二人は"ただ人見知り"なだけである。

LAMPのアクティビティに興じれば、サンデープランニングのスタッフとも親交を深めることになる。ここまで説明が遅れたがアクティビティ全般を担う[サンデープランニング]と宿泊・飲食を担う[ゲストハウスLAMP]の2つが合わさった施設である。

サンデープランニングのガイド陣もまた個性派揃いだ。質問を投げかけると、期待以上に丁寧に返してくれるあたりは"職業病"なのだろう。

キノコ狩りハイキングでも登場した、ヨシさん。ユウさん。ふたりはプリキュア。ではなく、ふたりは親子。輪郭が似てると思う。

ジュンコさんはLAMP内のアクティビティだけでなく、登山にも明るい。先述した火打山の相談はジュンコさんに行っていた。

僕にカヤックを教えてくれたのはオノちゃんとコバさん。二人とも的確に僕の質問に答えてくれるあたりに、プロのガイドとしての風格を見た。

そして、あえて別口で紹介するのがべべさん。サウナのべべさん。とりあえず下のブログを読んでほしい。僕がLAMP滞在中スマホ見てニヤニヤしていたのは大概べべさん絡みのブログを読んでいる時。

濃い面々の集まりなので、会話の内容もまた濃い。これまで経験してきた職場の中でも一、ニを争うほどに濃い会話が繰り広げられる。会話を記録しとくためのメモ帳を持参するのはアリよりのアリ。

f:id:shuichi_yagio:20191106014142j:image

画像は僕が寝泊まりしたシェアハウス。人生ゲームに興じている写真だ。夜な夜な真面目な会話から唐突に雑なコントが始まることがある。コントに加わるもよし、ツッコミに徹するもよし。明日に備えて早々に寝るのもまたよし。

独特の過去を持つ人達の集まりLAMP。生きてく上で役立つ知恵や工夫を全員が何かしら持っている。下手な自己啓発本を読むよりもよっぽどタメになる会話がLAMPでは可能だ。

3.まかない。マジで、うまい。(おかわり可)

百聞は一見にしかず。まかないがマジで旨い。

味覚というのは大きく個人差の出るところだろうが、少なくともヤギオの舌にはどストライク。胃袋掴まれた。MK5だった。広末涼子だった。

f:id:shuichi_yagio:20191106014229j:imagef:id:shuichi_yagio:20191106014240j:imagef:id:shuichi_yagio:20191106014316j:image

創作なのか、それとも既存の料理なのか。これまで食を深く追求したことのない僕にはまるで見当つかなかい。恐らくカレーだろう料理や、恐らくピラフだろう料理を食べたが、どれもとにかく旨かった。

忙しい中でもきちんとまかないを振舞ってくれたケイゴさんの存在はありがたかった。嫁にするなら料理の上手な女性。もしくはケイゴさん。

4.知人・友人を真心込めておもてなし出来る

これは時の運が味方したのだが、知人が僕の滞在中にLAMPに宿泊に来た。普段からゲストの為に丁寧な仕事を心がけてはいたものの、"知っている人"が泊まりにくるとなると、嬉しくて力の入り方が普段の倍ほどになる。

おもてなしをしたくる。多少の無理は聞き入れたくなる。

僕は美味しいお茶だとか、美味しい料理だとか。"人をもてなす為に提供できる何か"を持ち合わせていない。あいにく客人を迎えた時に出来る事というのが思い浮かばない。

そんな僕が彼らをもてなすことができたのは、ひとえにLAMPにいたおかげだ。自分のために時間を使うことも大切だが、人のために時間を使うこともまた大切なのだと学んだ。

https://www.instagram.com/p/B4PRb_fBN_D/

もてなすにあたっては特にサウナ支配人のベベさん、レストランのもっちーさんに協力を頂いた。LAMPスタッフは実に寛大だ。「知人・友人をもてなしたい」と相談して、それを邪険に扱うような人はLAMPにいない。「しっかりもてなしてあげて」と背中を押してくれる。

だから居候するのであれば、その事を是非とも周囲に大々的に告知して、泊まりに来ることを勧めるといい。知人・友人に日頃感謝の気持ちを伝える手段として[もてなす]のはいかがだろうか。言葉を連ねるだけよりも、よっぽど気持ちが伝わることだろう。

もてなす側も、もてなされた側も相応に大変気分がよろしい。知人・友人としてはもちろん。その時は居候であることを忘れて、1人のLAMPスタッフとしてもてなす事に専念することが可能だ。

 

以上。

 

僕がLAMPに居候としてお邪魔して良かったと感じたことである。

他にもまだまだ掘れば沢山出てくるのだけれども。書き出すとハリー・ポッター上下巻ぐらいにはなりそうだったのでこれにて。

居候して悪かったところ

さて、居候して悪かったところである。「あるの?」と思うかもしれないが、あるのだ。僕の病的なまでに[気にしい]な性格が由来のものだが、ここは感じたままの"悪かったところ"を綴る。

自身の力量不足に憂いる。

LAMPスタッフは多様なサービスをゲストに提供している。

考えてみてほしい。日本の一体どこに。宿泊ができて、なおかつアウトドアアクティビティが楽しめて、なおかつサウナを楽しめて、内装外観ともにどこを切り取ってもインスタ映えで、スタッフの誰しもに好感がもてるゲストハウスがあるだろう。英語にも対応しており、外国籍のゲストにもバッチリおもてなしが出来るときた。

これはLAMPスタッフの力量によるものだと思う。各々が各方面で持てる力を駆使して、試行錯誤してLAMPは成り立っている。LAMPスタッフありきのゲストハウスだ。

そんなLAMPの様子を見て、たかが一ヶ月だけの居候である僕がこう言うのもおこがましいが「もっとLAMPスタッフの力になりたい」という思いが募った。フラストレーションとして溜まっていった。

僕が滞在中の主な仕事は掃除だった。

掃除は間違いなく大切な仕事の一つだ。だが、掃除だけできても駄目だ。社会に身を置く人間なら利益に繋がる何かが出来る・生み出せるようにならなければ駄目だ。ということを思うようになった。

料理できない。英語できない。コーヒー入れられない。カヤックできない。ガイドできない。LAMPのあれができない…これができない。良くない考え方だが、とにかく自分の力量不足を痛感していた。

f:id:shuichi_yagio:20191106015117j:image

いたい

ほんの腰掛け程度のつもりだったが、まさかのどハマリ。

最終日が近づくにつれ、本気でLAMPに関わり続けられる方法の模索を始めていた。ここで言う"いたい"はもっと居たいの"いたい"である。

力量不足は拭えきれないものの、それよりももっと"居たい欲"の方が強かった。居心地の良さが一番。学べることが多いのが二番。ゆくゆく先登山ガイドを志したい僕にとってLAMP周辺の環境はベスト中のベストというのが三番目の理由だ。

定住は自分に合わない。と早々に見切りをつけて極力根を降ろさない生活を決意したにも関わらず、「ここに根を降ろすことが最適解」とまで考えるに至った。最終日なんかは、本当に後ろ髪を引かれる想いだった。

 

以上。

 

僕の感じた"居候して悪かったところ"である。

悪いところを思い浮かべたときに「他にもねえか」と思案したが、やはり上の2つしか浮かばなかった。そのうち一つは転じて良かったところに変わったので、結果的に悪かったところは"もっといたい"という寂しさのみとなった。

 

記事を綴りながら、LAMPで過ごした日々を思い返す。

各地に甚大な被害をもたらした台風19号の影響はLAMPにも及んだ。台風によって電線が切れたかなにかでLAMPが2日ほど停電になってしまったのだ。営業するには難しい状況に陥ったが、それでもヘッドランプやら懐中電灯やらを使って宿泊のゲストとともに鍋を食べて過ごした夜があった。

f:id:shuichi_yagio:20191106015214j:image

不謹慎かもしれないが、大変楽しい夜だった。そう頻繁にあっても困るのだが、案外人ってのは電気がなくともやっていけるものである。

こんなゲストハウス他にあるのだろうか。いや、ないと思う。

と、思わず熱が入って情報がてんこもりの記事となってしまった。それだけ思い入れの強い特別なゲストハウスとなったことが伝われば幸いである。

 

LAMPでの経験は余すところなく、存分に今後に活かしていく所存である。思い切って問い合わせをして本当によかった。居候ができて本当に楽しかった。

インスタでの問い合わせに返信くれたサキさん。居候中、特に目をかけてくれていたイデさんには感謝してもしきれない。

 

可能ならうだつの上がらない日々を悶々と過ごしているような人は全員LAMPで一度居候すればいいのになと思っている。この経験に共感者を増やしたいなと望んでいる。

湧き上がった熱がまだ収まらないので、もう少しだけ文章を綴る。これより先は読まなくてもいいし、読んでもいい。LAMP居候への気持ちを焚きつけるような文章なので、誘惑に弱い人は心して読んで欲しい。

宿泊業に学ぶ

こと人を相手どる業界の中で、最も奥が深く複雑に入り組んでいる業界は宿泊業なのだろうと強く感じた。人をもてなす上での大事な事は全て宿泊業から学べるといっても過言ではない。

だからこそ「将来はヨガのインストラクターに」とか「今後はウェディング業界に」などと、"ゲストハウス"とはまるで畑違いの未来を思い描いている人にも是非この"居候システム"を利用してほしい。ゲストハウスに関心がある人は言わずもがなだ。

さすがに「いずれはアジアを統べる王に」とか、「強者を求めて列国を巡りたい」とかいう人には勧めないけども。

f:id:shuichi_yagio:20191106015844j:image

努力した者が全て報われるとは限らん

しかし!

成功したものは皆すべからく努力しておる!!

はじめの一歩より

努力の先は決して成功ではない。無駄な努力は確実に存在する。これは努力を経験という言葉に置き換えてもほぼ同義である。

話変わるが人生一度きりだから。だなんて言葉は間抜けに思えて好きじゃない。その代わり、人はいずれ死ぬ。という言葉は現実味があって凄く好きだ。

関連して"死ぬこと以外はカスリ傷"という言葉も好きである。ただ、多用はしない。借金と失恋はとてもカスリ傷程度には受けとれないので。

 

閑話休題

 

いずれ死ぬことを理解していながらも、それでも尚、やりたい事が見つからない。将来が不安だから。などという理由で目の前で起こる出来事を無難に対処することに努力しているのなら、それはきっと報われない努力だ。

どうせ死ぬなら、やりたい事を存分にやりきってから死にたい。

死を意識してみると、案外自分が自由に使える時間てのは短いことに気付く。短いからこそよく考えて行動をしないとその短い時間を無駄に消費するハメになる。ただでさえ短い"自由に使える時間"はさらに輪をかけて短くなる。

無駄が無駄たる最大の理由は"もったいない"ところにある。

(余談だが、ケニア出身の環境保護活動家であるワンガリ・マータイ氏は[もったいない]という言葉が内包する"意思と概念"を世界中に広めるため他の言語で該当するような言葉を探したが、見つからなかったと語っている。もったいないは日本人特有の感覚だ。)

そう。もったいないのだ。

イベントを興したいのなら。エベレストに登りたいのなら。何か一つのことを成し遂げたいのなら。とりあえず生活するために費やしている時間てのはもったいなさすぎる。せめて[仕事するために生きている]状態から[活きるために仕事している]状態でないと困る。

ぜひとも、自分を活かしてほしい。

既に行動を起こせている人はともかく、「そんなこと言われても、やりたい事が見つからないのだから仕方がない」という人には、そう。ここでようやくLAMPの"居候システム"が再登場する。

断言しよう。まず間違いなくLAMPでの経験は活きる。将来に活きる。勇気を出して飛び込んでみてほしい。今の現状を全てかなぐり捨ててでも飛び込んでみる価値が間違いなくLAMPにはある。

僕がここまで胸を張って「やるといい!」と熱弁するのは登山とヨガと読書ぐらいのものだ。なんの事はない。なにも「戦争を無くそう」とか「貨幣制度を廃止にしよう」とかそういう事を言っているのでない。

二の足、三の足を踏むぐらいならいっそのことLAMPで働いてみるといい。まずは問い合わせてみるといい。と、それだけを伝えているだけである。

きっと、あなたは活かすのだと思う。僕よりもよっぽど上手にLAMPでの経験を活かすのだと思う。恐れることは何も無い。なんとかなる。

あなただけの人生だ。ヒーローになる必要もないが、かといってサポート役に徹する必要もない。やっていい。もっと好きに生きていい。

自分を活かしきれていないと思うのなら、今日一日を無駄にしたなと感じるのなら、LAMPにしばらく身を寄せるのがいい。

絶対に後悔しない。

f:id:shuichi_yagio:20191106020149j:image

 

居候、おすすめです。

 

綴りたいのは、これくらい。